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”苦学生”のつぶやき②

こんにちは!最近はだんだん寒くなってきましたね。関東の冬は寒くて、越冬できるかだんだん不安なってる山田です。
今回は苦学生のつぶやき②ということで、一般的に”苦学生”に当たる私が大学生活を約2週間過ごしてみてのお話しをしようかなと思います。自身の迷いも覚悟も整理のためにも一度言葉にしてみようかなと。この記事が、同じような境遇の人や経済的に進学を迷っている人の少しでも支えになれれば嬉しいです。。。

”苦学生”のつぶやき①では、これまでどんな想いで大学進学を選択し、そのために行動してきたのかについて書きました。良かったら、そちらも覗いてみてください。

“苦学生”のつぶやき①

”苦学生”ってどんな生活送ってるの?

まず私の現状についての補足をしておくと、私は生活費と学費を全て自力で賄っている現役女子大生です。私立大学の9月入学生で、高校卒業後半年間は働いて資金調達してました。(経済的に厳しいのに、なんで私立大学なんだ?って思われた方はこちらの記事をご覧ください。「”苦学生”のつぶやき①」)

現在は、学校のスケジュールとの兼ね合いでアルバイトは行っていませんが来週からは塾の講師を務める予定です。なので、現在は今までの貯金を切り崩して生活をしている状況です。半年後の学費支払いに向けて、今はかなりぎりぎり生活をしています(笑)

私が一人暮らしを始めたのは、入学式の日です。それまでは、お知り合いの方のお家でお世話になっていました。
一人暮らしが始まって、感じたことは

  • お金の使うべきところと、使わなくていいところの区別がつかない
  • ミニマリストになった
  • ぎりぎり生活でも全然生きてはいける
  • 今までになかった寂しさがある
  • 時間の使い方本当に大事

まず、お金の使うべきところと、使わなくていいところの区別がつかないという点についてです。家の契約金や家賃、光熱費、学業資金は自分の中で優先順位が高いので使わざる得ないという感じです。逆に一番優先順位が低いのが、食費のためかなり切り詰めています。一日一食の日も余裕であり、実家から送ってもらったスープとお菓子で2週間乗り切ると、2週間で体重が約5キロ落ちるという驚異的なダイエットになってます(笑)これは流石におすすめできませんが、私は元から1日の食事量を増やすとコンディションが下がるので、我慢できる範囲でやってます。まぁ流石に、今は二日に一回はパンかお米の主食を食べるように心がけています。あと、タンパク質とりたすぎてベーコン買いました(笑)食のことについて書くと、ここでは悲惨感やばいので控えます。。あと決して、料理できないわけではないです!むしろ楽しめる側の人間です!(笑)

私は小さなアパートで、ユニットバスでキッチンとクローゼットのあるとこに住んでます。部屋の中は、真ん中に机が一つある以外何も置いてません。全部小さなクローゼットに入ってます。なので実家暮らしの時に比べるとかなりものも少なく、ミニマリスト状態です。個人的には、すっきりしててミニマルでいいかなと。生活感なさ過ぎて、寂しくなる時ありますが・・・。

最初の数日は洗濯機も敷布団もない生活でした。今は、流石にありますが、いまだにカーテンなくて先輩から借りた布で過ごしてます(3階だし見えないから別に当分いっかとはなってきてますが笑)敷布団なくて、床の上に毛布だけ置いて寝てた時は流石に痛かったです。電気も基本的には、日中つけないもしくは家に居ないようにして使う時間帯も1日に6時間以内を心がけてます。

という感じの生活で、優先順位を考えて使うべき時に使えるように資金管理はスプレッドシートを使って徹底してます。

安価を求めてネット詐欺に遭う

私はお金の支出に関してかなり徹底してるわけですが、徹底し過ぎたせいで金銭感覚がバグり安価を求めネット詐欺にあいました。しかもかなり、分かりやすい・・・あぁ思い出しただけで悔しい。

大学生の私にとっての足は、自転車なんですがその自転車をネットで買ったところ振込終わった直後にそのサイト運営側と連絡つかず、ものも届かないという。今よく考えれば、おかしな点もあったはずなのに焦りと価格にやられました。その後、Amazonでめちゃくちゃ確認して買いました(笑)
おかげで、大学までの道のりを新しく自転車を買って届くまでの1週間毎日歩いてました。1日に歩く距離が10キロなので、1週間だと・・・。もうめちゃくちゃ歩きましたね。ちなみに雨の日はいまだ歩いてます。余裕ができれば、往復どちらかだけでもバス乗りたい。。。が、歩くのも好きなのでこれも良し。

と、詐欺に引っかからないように情報を正しく読み取る力について以前の記事で書いていた私が詐欺にあいました。
その記事がこちら「情報を見極める力」。恥ずかしいですが、事実なので本当に同じ人が出てこないように気をつけてほしい。

交番に行ってお巡りさんに言われたのは、「安くていいものはないからね。」。もう本当にその通りです。詐欺にあったら、結局高い買い物になりますし、詐欺にあったお金が返ってくることもほとんどありません。
その後悲壮感漂う私の嘆きを聞いてくれたお巡りさんに申し訳なかったですが感謝。

もう絶対引っかかりたくない。。

奨学金について考える

アルバイトだけでは全て賄えないので私は、奨学金の第1種(無利子貸与奨学金)に申し込んでいます。さらに、入学時貸与奨学金50万にも申し込んでいます。
入学後すぐに、学校に確認しに行ったわけですがまさかのそこで言われたのが「この50万円は受けれません」でした。結論から言うと、その後確認を自分で色々なところにしたところ受けれることにはなりました。

高校在学中から何度も確認していたはずの、奨学金。「この50万円は受けれません」と言われた時の衝撃と絶望感。この奨学金がなくなると来季の学費を払えず、退学も正直視野に入れた瞬間でした。今まで自分が頑張ってきたことは何だったのか、今ぎりぎりでも必死に生きてるのは何か、本気で落ちました。全部から逃げたくなりました。全部諦めかけました。それくらい私はぎりぎりでした。それでも「この50万円は受けれません」と伝えられても、簡単に納得できず連絡を取って再度確認したところ受けられることになりました。正直、誤った情報を簡単に伝えてきた方に対して怒りもありますが(怒っても仕方ないんですが)、あそこで諦めずこの半年間で吸収できることをしようとか、少しでも前を向けて自分で調べ直して確認して本当によかったです。

自分で納得していないものは、とことん自分の納得いくまで諦めず調べることは本当に大事だなと改めて感じました。

奨学金を借りられるようになって、よかったと言う一方で押し寄せてくる奨学金への恐怖心。
これについては、奨学金返済者1割が”自己破産を検討”でも書いたので割愛します。

奨学金返済者1割が”自己破産を検討”

なぜ大学に行くのか。

どうしてこんなにも追い詰められたり、ぎりぎりでも大学に行くのか。

簡単に言うと学びたいことがここでなら学べるし、研究できると思うからです。しかし、大学に入って実際に授業を受けるようになって、本当にここでないといけないのか、ここで学び続ける必要性について再度考え直すことがあったのも事実です。それでも選択してここにいるのは、自分です。色々な刺激を受けたり、迷い悩んでいるのも自分にとって意味のある時間だと信じてます。学ぶ内容のためだけに大学いるんじゃなくてそこで得れる繋がりだったり、経験だったりのためにいるのかなと感じています。

「どうして大学に行くんですか?」これは、進学するか迷っていた高校2年生の私がある人になげた問いです。
「それを見つけるために大学に行くんじゃない?」と返された時は、うーん?という感じでしたが今なら言いたいことが分かる気がします。

意味を求めても、その意味はいつも同じだとは限らない。その都度、自分にとっての意味合いを見つけることで、今の自分の在り方を見つめ直す機会になる。”と私は考えています。

何が言いたいのかといと、意味を求めるよりも意味を作る方が面白いのかなって言うことです!

今の想い

正直今、この生活がいつまで続くのか、めちゃくちゃしんどい時期です。全部から逃げたくなることも、全部諦めたくなることも、全部嫌になることもあります。それでもいつもギリギリで踏ん張って、ここまできました。逃げたくなるような冷たい言葉にも、朝から凍えながら働いた経験にも、温かい言葉や温かい人がいてくれたから今の自分がいます。

私が受験を決めた時、決めた覚悟は「ダメだったら諦める覚悟」じゃないです。「ダメになりそうでも、最後まで諦めない覚悟」です。

ダメになりそうな時、それに気づかせてくれる人が私にはいます。
支えてくれる人がいます。応援してくれる人がいます。「おかえり」と言って受け入れてくれる人がいます。
「ただいま」と帰れる場所があります。

教育に、人の成長に携わりたいと思い始めて、7年。小さくも人の成長に関わるようになって、3年。
自分が何かを伝えられる人になった時、前向きな言葉で寄り添える人でありたい。
逃げたい時は逃げてもいい。それでも、選択肢を自分で決めつけて無くさないでほしい。子供たちが「私/俺はこんなことをやってみたいんだ」ってことをワクワクしながら自由に発言して、挑戦できる環境を整えたい。
下の世代の人にとって、選択肢を無くさなくてもいいんだという小さな小さな希望になれたら嬉しい。

だからこそ、私は諦めたくないんです。自分の夢を、目標を語る姿を失いたくないんです。弱音ばかり吐いて、下ばかり見て居たくないんです。そんな姿を見せたくないんです。

夢や目標はいっぱい変わったっていい。でも諦めることだけはしたくない。

だから、今自分と向き合うことを諦めません。自分が”苦学生”であることを隠すつもりもありません。
どんな結果であれ、どんな選択肢であれ、それはきっと諦めた結果ではないです。自分が最後まで奮闘した結果です。
そう言い切れるよう、辛くても毎日を生きます。

と、今回は少し暗くなっちゃいましたかね・・・。もう少し、肩の荷下ろして生きた方が良さそうかもなぁと自覚しておりますが、真面目に今回はいかせていただきます!


今回何が言いたかったのかというと、

  • 意味は求めるものではなく、作るもの
  • なんだかんだ生きてれば、何とかなる
  • どんな選択肢でも自分の決めたことならその選択に責任転嫁せず生きていける

って今回はこんな感じのとこで!

それでは、また〜!!!

“苦学生”のつぶやき① 情報を見極める力 高校生のうちにやって良かったこと④自分の将来を本気で考える経験