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情報を見極める力

こんにちは!山田です。

今回は高校卒業間近に私が実際に経験した出来事を元に、情報を正しく読み解くことや、一旦疑うことの大切さについてお話ししようと思います。内容的に、アホだと思われるかもしれませんが、実際にこう言うこともあるんだと思って、参考にしていただけたら。。。(笑)

「私はもうすぐ死にます。でもどうしても、日本で困っている人々を助けたい。だからお手伝いをして頂けませんか?」

これは、高校三年生の二月に私のメッセンジャーに届いた実際の内容です。外国に住む日本人の80代くらいの未亡人で、もうすぐ病気で亡くなってしまうおばあちゃんからでした。メッセージには写真が一枚添付されており、ベットに横になりチューブが鼻に繋がれているおばあちゃんの写真でした。

この時点で普通なら、怪しいと思うでしょう。しかし、当時の私は疑う力が欠如していて簡単に信じてしましました。(笑)これだけだと状況がわからないと思うので、もう少し会話を進めて書いてみましょう。

自称おばあちゃん
自称おばあちゃん

「私はタンペレに住む、日本出身の未亡人です。夫が亡くなり、私も癌でもうすぐ死にます。でも死ぬ前に、大好きな日本に住む人たちの力になりたいです。私には、夫が残した財産が980万あります。これを日本で困っている人に届けたいです。そのお手伝いをしてほしいです。このお金をあなたに渡すので、日本の方に届けてほしいです。」

(自分が亡くなりそうなのに、それでも誰かのために何かしたいと思うなんて、なんて優しい人なんだろう。。私に出来ることがあるならしたい!でも、こんな大金は手に負えない。。)

私

「もし私に出来ることがあるならお手伝いさせて下さい。でも、こんな大金を預かることはできません。リスクが大きすぎます。だから、他にできることを教えて下さい。」

自称おばあちゃん
自称おばあちゃん

「私にはもう時間がありません。助けて下さい。どうしてもこのお金を届けたいんです。」

一枚の写真の添付。机の上から溢れそうなくらいの大金の写真でした。(すごい大金。。時間がなくて焦ってるんだろうなぁ。今の私に何ができるだろう。どうしよう。。どうしよう。。。。写真もあるし本当の話なんだろうな。でもな。。)

私

「私は私にできることなら、お力になりたいと考えています。だからこそ、いくつかご質問させて下さい。どうして、対象は日本の人なんですか。そしてどうして私に頼むんでしょうか。」

自称おばあちゃん
自称おばあちゃん

「あなたしか私には頼る人がいません。赤ちゃんの頃住んでいた日本の景色や人が大好きなんです。」

私

「そうなんですね。ありがとうございます。でも、やはり考える時間が欲しいので少し待って下さい。」

自称おばあちゃん
自称おばあちゃん

「私には時間がないんです。助けて下さい。お願いです。」

私

「明日には必ずお返事しますから。」

こんな会話をしていました。実際は、自称おばあちゃんの日本語はカタコトでした。本当は実際の会話を掲載しようと思ったんですが、相手のメッセージが全て削除されていたので今回はこの形にしました。(自分のまじめに返答している文面をみると情けなくなります。。)

その日は、1人で誰にも相談できず、本当にこの人のために何かできることはないのか、家で悶々と考えてました。

翌日、どうしても誰かに相談したくなり当時通っていた塾でこの話をしました。塾には講師の先生数名と高校の後輩が数名いました。先生に話している最中、ニヤニヤクスクスされだし、後輩にも先生にも吹き出して笑われました(笑)。今思えばこの場にいた人全員が「何言ってんだ、こいつ」という感じだったと思います。その場にいた人全員が「こいつは騙されている」と分かっていましたが、当の本人は全く疑うことなく、まじめにおばあちゃんを助けるためにはどうしたらいいのか相談していました(笑)

信じきっている私の目の前で、先生がおばあちゃんから送られてきた写真二枚を画像検索かけると大量に同じものが出てきました。“詐欺に気をつけて下さい”という文面と一緒に。これを見た瞬間の衝撃は忘れません。。そして、後輩にも先生にもお腹を抱えて笑われたことも(笑)

もうここまでお話ししなくても、私が詐欺に遭いかけたことは理解して頂けたかと思います。今思えば、私も完全に詐欺だと理解できます。しかし、当時の私には情報を正しく読み解くこと一旦疑うことが欠如していました。

もし、この時誰にも相談していなかったらいいカモになっていたことでしょう。(こんな分かりやすいものに引っかかりそうになる人の方が少ないとは思うけど、)だから、今回の記事で詐欺啓発に繋げたい。。。。

この、情報を正しく読み解くこと一旦疑うことは日常生活ではもちろん大切になってきますが、総合型選抜の時だって必要なんですよ。小論文にしても、面接にしても正しくたくさんある情報を読み解くことが必要です。

この詐欺の一件から私が学んだこと

言葉を簡単に信じないこと。まず、一度は疑ってみること。「本当に?」を合言葉に問いかけてみる。

どんな時でも、情報を正しく読み解くこと、意見に流されないこと、疑ってみることは重要になってくると思います!実際に騙されかけると、危機感が変わりますからね(笑)

ちなみに結構同じケースの詐欺はあるみたいです(笑)これとかFacebookの怪しいメッセージに真摯に返信してみた①〜どうしても私に遺産を渡したい未亡人編〜。これを信じてガチでやってたのが私ですね、、、(笑)

私自身も、自分の目で耳で見たり聞いたり感じたりすることを信じるようにしています。ですが、それ以上に自分で感じ取ったものを疑ってみることやもう少し考えてみることは大切になってくると思うので、気をつけていこうと私も心に誓ってます!(誰が言ってるんやと思われるかもしれんけど笑)

私のアホさが曝け出された所で、今回はやめときます。(笑)

それではまた〜!!