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【志望理由書】研究コンセプトデザイン

こんにちは!STUCIALの田邊です。

今回は志望理由書の前提として
考慮するべきことについてです。

やる気を出して「志望理由書を書こう」と思って
白紙を前に手が進まない人もいるのではないでしょうか?
今回はそういった方に向けての記事です。

この記事を読んでわかること

・志望理由書を書く前に気を付けること

・研究と探求の違い

・研究テーマを定めるコツ

実際に手を動かして志望理由書を書き出す前に
自身のコンセプトを設計することが大事です。

大学の立ち位置は研究機関

志望理由書を書く際、
大学は研究機関だということを改めて認識する必要があります。

研究とは、探求を重ねて新たな既知の領域を広げることを意味します。
まだ明らかになっていないことの解明を行うということです。
その視座を持って志望理由書を書けるかということが
大事な前提になってきます。

自分がどんなことに対して
課題意識・解決策の仮説を持っているのか
ということが大事です。

これが研究テーマになるのですが
ここを考えるところで
総合型選抜対策全体の3割を費やすと言っても過言ではないからです。

大学は「知」を追い求める場所

既知の中で問いを重ねて
分かる・分からないを仕分けることを
何度も何度も繰り返す作業を経て
既知の領域から未知の領域に行き
そこが新しい既知の領域になる
という一連の流れが「知」を生み出す研究と呼ばれる行為です。

高校までの教科や資格勉強は
既知を身に付けることだということが理解できると思います。

もちろん両者ともに大切で、
どちらが良いというような話ではなく
大学は何をする場所か、という話です。

そのため志望理由書を書く際は
「知」を生み出すためのテーマとなる
課題意識・解決策の仮説を持っているのか
が大切です。

何度も経験している探究活動

「研究」に対して似ているワードとして「探求」があります。

探究は
➀問いを見つける
②調査、実験、実習、調べ学習を重ねる
➂問いに対する仮の答えを得る
④再度問いを立て、更に未知の方に進んでいく

この流れを繰り返すことを探求と言います。

未知という先に向かって
探究を続けた先に研究があるイメージです。

高校までの学習や経験にも
この流れを踏んでいる活動を経験していると思います。
その経験は探求と呼ばれるプロセスで
研究に生かせるということです。

研究テーマの定め方

志望理由書を組み立てるときの探求のコツは
「知を生み出せそうな問い」かどうかを
常に考え確かめることです。
現状結論の出ない見通しの立たないくらいのテーマで大丈夫です。

興味があることや、好きなこと、疑問に思うことを
見つけられていないあるいは言語化出来ていない人は
どうしても既知の範囲でうろうろすることになり、
なかなか研究テーマが決まらないということになります。

「全然良い研究テーマが見つからないな」
「なんとなく漠然とこの方向が良いけど言葉に出来ないな」
ってところで詰まった時は
自分の興味関心
・社会的・学塾的課題
・進路・将来・目標

を一度それぞれ項目を分けて書き出してみてください。

それぞれ重なったところが研究テーマにしやすいです!

難しかったら問い合わせからご相談くださいね。