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英語力を底上げするレベル別勉強法

こんにちは、田邊です。

さて今回は、実用的な英語の勉強法というテーマにしました。

無事に推薦入に合格し入試が終わった生徒の中で
「得意な英語を伸ばして入学前に英検を取りたい」
という人がおり、

「どうやって英語を伸ばせば良いのか分からない」という悩みをいただいたからです。

自分の中では英語学習のステージには大きく3つあると感じています。

1つ目は、基礎を固めるステージ

2つ目は、短い文章から長い文章に移行するステージ

3つ目は、スムーズに会話が成り立つステージ

予め言っておくと僕は「TOEIC何点!」とか「ビジネス英語なら何でも聞いてくれ」
みたいなレベルには無いので、もっともっと上はあると思います。

ただ自分が勉強してきたりこれまで教えてきたり、
海外で一人で1年働いてみて聞き取りがスムーズになったな〜、
というような体験を通して
ステージごとに取り組む課題は若干違うと感じていることを書きます。

まずはやっぱり基礎が大事

「英語が嫌いでちんぷんかんぷん、何から手をつけるべきか・・・」って人はまずここです。

基礎を固めるステージについてですが、

単語1000個・文法(参考書の「文型」または「自制」〜「関係詞」まで)

を頭に入れることが大事です。

文法の基礎理解についてはスタサプ(関先生推し)です。

受験生の2人に1人が利用する圧倒的なわかりやすさ!まずは無料でお試し。

次に単語ですが「単語○個覚えたら世界が変わった」みたいな単語神話は信じない派です。

単語帳に出てくるような単語は頻度順に出てきてくれているので、

レベルは違えど、
どの単語帳でも1000個程度覚えてれば「単語の所為で何もかも分からない」ということは無くなります

単語帳は受験生向けには英単語ターゲット1900がレベル把握に使いやすいので
勧めることが多いです。

別に今の単語帳で使いやすいなら、レベル把握がしやすいなら全く問題ないです。

偏差値55前後の志望校を狙う場合は1400個までは覚えよう
58前後を狙う場合は1700、それ以上は1900覚えよう、くらいを目安にしてます。

暗記方法については色々あると思いますが、
僕が昔からやっていて効くと実感している方法は

「短時間で大量の単語を覚える→寝る前に20分位復習してすぐ寝る、を繰り返す」です。

「短時間で大量の単語を覚える」時の注意点としては
「覚えてもどうせ忘れる」というスタンスだと思います。

1個1個完丁寧に覚えようとすると時間がかかりすぎます。
そしてどうせ忘れます。
生死に関わらない情報なんて忘れるように出来てくれていないと脳みそ爆発しちゃいます。
忘れることは大事なことで、優れた機能です。

ということで大事なのは1回で覚え切ることじゃなくて、
何回も同じ情報を見ることで「この情報は大事なんだ」と認識させることです。

あとは見る時に、同時に
・声を出して読む
・動詞だったらどの動作をする
・経験や記憶と単語をリンク付けする
って処理をどれか1つでもしておくと、記憶の重要度が脳内で上がって定着率が良いです。

基礎ができたら次のステージへ

「基礎はちゃんとやってるはずなのに読めません」って人はここです。

1文1文を正確に訳す・雑に訳すの使い分けが出来るようになることが大事です。

当事者的には「はあ?」って感じだと思うので書いていきますね。

ここの人には、熟語定着・短文読解が出来ていないことが多い印象です。
また熟語や短文と同時に文構造(S /V /O /C)を捉える練習を進めるのが有効です。

熟語は単語帳で覚えるよりも、速読英熟語をお勧めします。

速読英熟語は左ページに英文、右ページに日本語訳が載っており、
文章中に覚えるべき熟語が出てくるスタイルです。

僕自身、高校2年生くらいの時に
「文法問題や単語は覚えてるのに長文全然読めない…」という悩みを持ってる時期があり、

当時色んな本を買い漁ってこれが一番良かったです。
そしてCDで音声も聴けるので、構造理解して読み終えた文章をリスニング練習に使うと
どんな部分が聞き取りにくいのか、苦手なのか、特定しやすくて捗ります。

あとは次点で、構文の本。
構文の型の種類を知っておくと情報整理と処理の負担がかなり軽くなります。
参考書では小さく扱われている型が実は試験では頻出、なんてこともあります。
「知らなかった、勉強不足だった」と自責になる前に、ざっくり見ておくと無駄な時間を省けます。

ここのステージで悩みを持ってる人は多分すごく真面目です。(高校生の時の僕自身もね・・・。)

だからこそ「正解」に囚われてしまって「雑な訳」が出来ない人も居ると思います。

はっきり言って、ほとんどの文章については正確な訳って求められていないです。

それこそ最近の共通テストなんかは
「かなり読める人でも全部訳しながら解いていると間に合わない」って言われてます。

じゃあ何をする必要があるのかと言うと、
「適切に情報の取捨選択ができるようになること」です。

英語に限らず、情報が溢れる社会で求められる力ではあると思いますが、
英語に関して言ってもこれは大事で、
この後の「スムーズに会話が成り立つステージ」でも関係が大アリです。

「適切な情報の取捨選択ができるようになる」にも
細かく分けると
・文構造がスムーズに分けられる
・使用している文型が判別できる
・指示後の内容が分かる
・パラグラフリーディングができる
・接続後から前後の論理構造を推測できる
みたいな条件が出てきます。

ここもすごく大事なところではありつつ、本題から逸れて長くなるので今回はパス…。
また書くかもです。

とにかくここのステージの方は
あと少しで絶対分かるようになるので諦めず
熟語定着・短文読解を通して
適切な情報処理ができるように意識していってほしいです。

下の英語長文ポラリスも使いやすいです。受験生であれば夏前後に使うと良さそう。
速読英熟語と似た構成ですが、より構造の要素分解を細かく示してくれており文章理解が捗ります。
実際の入試問題からの出典なので現段階レベルの把握もしやすい。

各試験で7割以上を目指したい

ここまでがしっかりと定着すると、
学校のテスト、模試、英検など形式関わらず7割程度取れていることと思います。

次のステージはスムーズに会話が成り立つステージです。

「英語は割と得意、または出来る様になったけどあと少し詰めきれない」
というような課題感を持った方じゃないかなと思います。

僕がお勧めする解決策としては、アウトプットしまくる一択です。

英語の試験でネックになるのが
「リーディング時間が間に合わない・・・」
「リスニング一発で聞き取れない・・・」
「ライティングの採点基準がわからないから自分で勉強できない・・・」
この内のどれかにもしくは複数に当てはまると思います。

アウトプット、特に会話することは全てを解決してくれます!
上みたいな課題感がある人は絶対やったほうがいいです。

全段で「適切に情報の取捨選択ができるようになること」の重要性を語りましたが
このステージでの対処はその延長にあると考えほしいです。

僕自身の話をすると、
英語の基礎知識はあるしペーパーテストは取れるって状態で
海外に海外に1年間位一人で仕事に行く機会がありました。

特に会話スピードの早い国だったこともあり
スピードについていけないし、何言ってるか分からない。

なんなら訛りのせいで母音の発音がこれまで習ったものと違いすぎて
簡単な単語も全く聞き取れず、母音の違いに気付くまで3日かかりました。

まじで恐怖でした・・・。
今ならそんな環境に飛び込むことが出来てるか分からないです。
とてもいい経験でした。

何回も聞き直したり、ジェスチャーで伝えて貰ったりするのが心苦しくなって
一人で仕事終わりに勉強したり
会話でよく使われてる言い回しを自分でも使ってみたり
バイリンガルYouTuberの動画見たりしてました。

当時勉強していた書籍教材はGrammar in useです。

日本って文法の知識レベルやっぱり高いよな〜って実感します。
全部英語で書かれているから難しく見えるけど、意味が分かると簡単でとっつきやすいです。
「あ、英語だとここの説明ってこんな表現になるんだな〜」と勉強になります。

レベル別に赤・青・緑の3色あったはず。

あとは今は新規登録ができないのですが、Lang−8というウェブサービスもめちゃくちゃ良かったです。
日記や雑記を英語で記すと、ネイティブの方が添削してくれるというウェブサイト上のサービスです。

逆に日本語の添削をしてほしい外国人の方がいれば、
その文章を添削をすることによって所持ポイントが溜まり、
ポイントを持っている方が自分の記事が上に上がりやすく添削されやすくなる
というような仕組みです。

利便性もですが、機能面も美しくて好きなサービスです。

と、会話→詰まる→克服→会話…みたいなループをひたすら回しておりました。

そんなこんなで帰ってきた時の無敵感は凄かったです。笑
違う仕事しながらセンター過去問のリスニング聞いて余裕で全問正解できるという。
これはリスニング嫌いな僕にとっては大きな衝撃的でした。

海外に行ってみて何が変わったのかっていうと、
別に耳が変わったわけでもないし
聞こえる音が変わったわけでもなかったです。

英会話における情報の取捨選択がうまくなってました!

日常でよく使う言い回しとか決まりきった会話のフレーズとか、
そういう文言については注目するべき単語って結構限られてるよなってのが分かったり、
次にくる文章や会話の流れもある程度予測が出来たり、というような感覚です。

なので、集中するべき部分とそうじゃない部分が分かるという。

更に「なんでそうなったんだったかな?」ってところを考えると
必死こいて相手と会話のキャッチボールをしていたからだなと確信してます。

相手が話す→自分が話す→相手が話す→…
って流れをスムーズに進めようとすると、
「全部は聞ききれないとしても、絶対に聞き逃したらダメなところはどこか?」
って意識してめちゃめちゃ集中して会話してました。

ある程度正しいリアクション取らないと相手も
「?・・・あ、もっかい説明するわな」
ってなるので、それを避けながら会話を進めていけるかどうか
みたいなノリでした。

相手がリアルタムで数ある可能性の中から一つのレスを返してくる、というのが
集中力と同時に英語を聞く力を上げてくれたと感じてます。

今は当時よりも英会話を通じてアウトプットの実践できる機会は爆増しています。

最後にアウトプットのためのツールとして
気になるものや使ってみて面白かったものを紹介していきます。

アウトプットツールの紹介

HiNative

全段で話の出たLang -8ですが、
同様の機能を持つHiNativeというサービスが展開されています。

HiNative TREK

有料でメンター付きのアウトプットトレーニングもできるみたい。

スタディサプリ 新日常会話コース

スタサプにももちろん英語特化のプログラムはあります!

スタディサプリ パーソナルコーチプラン

fondi

今年出たもので面白かったのはfondiですね。
無課金だと制限時間はあるものの、メタバース上でフラフラ歩いて誰かに喋りかけると
英語での会話ができるという面白いアプリ。

なんかインド人の友達ができました。笑

また長くなっちゃいましたが、参考になるところが少しでもあれば幸いです!
では!

おすすめ英語学習アプリ HAMARU