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受験に失敗する5つの原因

ども水雲丸です。
高校3年生や浪人生の皆さんは推薦入試も近くなり受験に焦り始めてきたのではないでしょうか?

こういう時期、よく「今から間に合う勉強法!」みたいな文字が目に入りますよね。
「時間効率〇倍!」とか「一瞬で〇点上がった勉強法」とか、気になっちゃいますよね。

信じたい気持ちは分かります。
ただこれ、本当に参考になりますか?

世の中の大学受験終えた人は口を揃えてこういうでしょう。

「参考にならない!」
厳密にいえば「参考にはなるが、読み手の情報の扱い方次第」です。
文字通りに信じて情報に踊らされることがないようにしてほしいなと願います。


今回はあまり記事になることがない大学受験の落ち方について書きたいと思います。

かくいう私も浪人経験者で
自身の浪人経験と予備校講師時代の実体験を基に、
落ちる人の持つ特徴の共通点について書き綴っていきます。

受験に失敗する人に共通する特徴

少し厳しめの内容に見えるかもしれませんが脅かすつもりはなく、ただただ私の見てきた事実です。
ひとつでも当てはまった人は浪人を覚悟してください。
浪人生はもう1年を覚悟してください

以下が受験に失敗する人に共通する特徴です。

  • 自分はやればできると思っている
  • なんとなく大学生になれると思っている
  • 学校の授業を真面目に受けたことないのに、勉強すればなんとかなると思っている
  • 志望校について、しっかり調べたり悩んだりしたことがない
  • 受験科目の中で1科目だけ合格圏内であることを自慢している

どうですか?当てはまりましたか?

少し掘り下げていきます。

自分は「やればできる」と思っている

落ちる人みんなこう思ってます。
文字面通りには考えてなくても、心のどっかで人のことを馬鹿にしている人ですね。

ドキッと来た人はおめでとう!
もれなく浪人です。

よく考えれば当たり前のことなのですが「やればできる人」なんて存在しません
みんな「やったからできる人」になってるんです
それに気づかないうちは、成果も出ないし、
大学に受かっても目指してなかった大学になるでしょう。

これもまた面白いのが「目指してない大学でも楽しむ」と
腹をくくった人はキャンパスライフを楽しみ成果を出して、
「こんな大学にきたくなかった」といじけている人は
楽しくない4年を過ごし成果出せない人になってたりするんですよ。
面白いですよね。あ、脱線しました。

なんとなく大学生になれると思っている

これは結構思っちゃいますよね。
ただ3月には面白いぐらい進路の有無で結果が割れます。
「なんとなく大学生になれるだろう」と思う理由として
「友達もそんなに頑張ってないし‥」ってのがあったりしますよね。
ここで衝撃的なことを言うと、きっとあなたの友達は
「学校の休憩は受験勉強の休憩」だと思っています。
だから頑張っているようには見えません。

あなたが思ってる以上に、周りの友達は見えない努力をしてますよ?
定期テストでも意外とみんな点数良かったでしょ?
あなたの友達は知っています。
受験が最後は個人戦で、自分の人生を決めるのは自分の選択と努力だけだと。
あなたはいつ努力しますか?

学校の授業を真面目に受けたことないのに、勉強すればなんとかなると思っている

上の2つと似てますが、ここで言いたいのは
「1度頭に知識を入れたことがあるかないか」ということです。
大学受験の試験範囲は膨大で難易度もそれなりです。
部活動終わってから頑張り出す人もいますが、差が出るのは、
学校の定期テストでそれなりに頑張ったか、頑張っていないかです。
つまり、大学受験に必要な知識を頭に入れたことあるかどうかです。
定期テストで努力してなかった人が現役で大学受験で成果を出したとこを見たことないですね。
あ、嘘吐きました。
一人だけ見たことありますが、彼は受験期に泣きながら、人が真似できないほど努力してました。

志望校について、しっかり調べたり悩んだりしたことがない

これはおまけみたいなもんです。
志望校をちゃんと調べたことないから、有名大学しか知らないしその難易度も知らない。
要するに、自分の学力と志望校の差がわかっていない状態ですね。
完全に高校生のときの自分です。恥ずかしい。
勉強してなくても、自分のやりたいことがわかってて、行きたい大学を決めている人の方がよっぽどマシです。
受けようと思ってる大学の志望理由とか受験制度は言えるよう真剣に進路と向き合いましょう。

受験科目の中で1科目だけ合格圏内であることを自慢している

これはものすっごくいっぱいいます。
「1科目だけできてたら受かる」と勘違いしてる人!

これは本当にそう思ってる訳ではなくて
「努力を怠る理由を正当化できてしまう」ってとこがミソですね。

みなさんどうですか?

高校の頃や浪人の途中までの自分、予備校で見てきた失敗する人の特徴の一つです。
余計なプライドが高いことが本当の実力と向き合う機会を奪っているのかもしれません。

基本的に受験は総合点評価(受験制度によっては高得点科目を2倍などありますが)です。
現状3科目で90点、0点、0点の人と、全部30点の人では3ヶ月後どっちが有利でしょうか?
意外かもしれませんが、後者の方が有利です。

物事を習得しようとした時、 基礎習得→基礎固め→応用習得 という流れがあります。
時間がかかる順で言うと、応用習得→基礎習得→基礎固めです。

0からの習得には時間がかかります。
応用習得は幅広い知識が必要なのでかなりの努力が必要ですが、
基礎習得も「なんとなく解ける」というレベルに達するまで継続する努力が必要で
精神的なハードルが高いです。

1番時間がかからないのは基礎固めです。
1度頭に入れた知識を思い出し、何度も解いて理解する段階ですが、
精神的なハードルが低くて1番効果が出やすいんです。
だから1科目だけできる人は、実はあまり有利ではないかもしれないということです。
もし慢心のある方がいたら焦った方が良いですよ?

失敗の原因

失敗する原因は
自分の感情や思考が外的要因に依存している
しんどい選択から自分を遠ざけてしまう
というところでしょうか。

「誰々も〇〇してるから、自分も一緒のことしとけばいいか」
「誰々が大丈夫と言ったから、大丈夫だと思っておこう」
「誰々がコレを勧めてきたから、その選択がベストなんだ」・・・
高校を出たら、もう大人とみなされます。
全部自分の責任です。上の「誰々」はあなたの行動選択に責任を負いはしません。
結果が悪かろうが、自分で選んで自分で行動した結果があるだけです。
自分としっかり対話して、感情も思考も行動も選択していってください。

「若い頃の苦労は買ってでもしろ」という言葉がありますが、
特に高校卒業というタイミングは大きな分岐点です。
高校までは一定のコミュニティ内で、ある程度に通ったキャリアを歩みますが
卒業後は個々によってかなりの差が生まれます。
是非何か行動に迷った時は、しんどい方どっちだろって考えて見てください。
そちらの方が後で後悔しないです。

まとめ

受験に失敗する人に共通する特徴5点とその原因を書いてみましたが、当てはまったでしょうか?
当てはまって人はもれなく受験に落ちることができます!

誤解されそうなので言っておくと、
僕は中途半端な努力で中途半端な大学へ進学するより、
努力をしてそれなりの偏差値の大学へ進学した方が良いと思っています。

自分自身のことを思い返すと、
未熟だったヘボヘボ高校生だったタイミングではなく
死ぬほど努力しても、想像してたよりも伸びず、
自分の努力量と結果の関係性を知ることができたタイミングで
大学へ進学できて本当に良かったと思っています。

最後にせっかくこの記事を読んでくれたみなさんには
受かる必勝法を教えておきます。

「とりあえず量をやれ」です。
よく量を取るか質を取るかみたいな話が出ますが、
質なんてもんは量をやらないとついてこないです。

そもそも質は知識・情報と、自分の感覚を一致させたり、
「量に裏打ちされた質」の裏側にある意味を自分で体感してないと上がらないです。

他人の「おススメの効率爆上がり勉強方」が
自分にもピッタリ合う、継続的に取り組めるなんて甘いことはありません。

なので、まずは迷わず質より量を取る選択をしてほしいなと思います。

急がば回れです。
時間に焦って質を求めるよりも
残り期間を意識して量を着実にこなした方が
合格の可能性が少しでも上がるのではないでしょうか。

それではみなさんのハッピー受験ライフに幸あれ!

人気だったら落ち方についてまた書きます。
水雲丸でした。では。