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AO/総合型選抜を勧める4つの理由

こんにちは!たなべです。
早速、順番に書いていきます~!

さてまずは
AO/総合型選抜を勧める4つの理由
ということで、
僕がAO/総合型選抜を勧める理由から説明していきたいと思います!

これまで10年間で述べ400名くらいの学生と関わってきました。
その中で一般受験する人も推薦入試で受験する人もいます。

どっちがイイって話ではないです。
ただ「自分は一般向きだから」と
初めから推薦入試を受ける機会を逃しちゃってる人も何人も見たので
「勿体ないな~」と思っています。

寧ろ、自称一般向きの人にこそ受けて欲しい入試形態だよ~って思います。

では本題いきます。

推薦入試を進める理由、1点目

自分の将来や大学で、やりたいことが見える。
これが一番推薦を勧める理由です。

自称一般向きの人に多かったパターンは
「先生に一般がイイって言われた」
「発表や人前で話すことが苦手」
「勉強時間が削られるのが嫌」

大体このどれかです。

1つずつ話を進めていきます。
「先生に一般がイイって言われた」
まず推薦は一般より上の学力ランクの大学が狙えることがあります。
ハッキリ言って”お得”です。
倍率や入試制度がマチマチですので必ずとは言えませんが、
どうせ一般で受けるつもりの学力見合いの大学であれば
一般と推薦の倍率を確認してからでもいいかなと思います。

肌感覚として、どうせ一般で受ける大学に推薦で出した人は受かります。

”どうせ一般で受ける大学”として固まっている志望校に関しては
そもそも何かしらの理由があって志望する大学です。
掘り出して情報を整理すれば、すぐにまとまった文章になります。

「先生に一般がイイって言われた」って
その先生はあなたが浪人しようが第二志望校に行こうが
高校卒業後は面倒見てくれませんよ。
単純に合格する機会多い方が嬉しくないかなっていうことです。

次です。
「発表や人前で話すことが苦手」
だからこそやった方が良い。
勉強だけしてれば社会に認められるなんてタイミングはこの先殆どない。
会社に入るにしても公務員になるにしても大学院に進むにしても、
必ず人前で自分に着いて話す時が来ます。
それが早いか遅いかだけの違いですので、
「発表や人前で話すことが苦手」って人は注意した方がいいです。

どうせやるなら、失敗するにしても早くやってみる方が
自分の学びに繋がります。
成功したら「意外とイケる!」って自信が付くこともあります。

ただでさえVUCAな社会って言われてるこの時代で
消極的な理由でチャレンジの機会を先延ばしにする人は
企業であっても採用したがりません。

精神論や憶測だと思う人は是非
経済産業省の出している「未来人材ビジョン」を見てみてください。

社会人に求められる能力は社会の変化と共に変わってきています。

次です。
「勉強時間が削られるのが嫌」
これは人によるとは思うのですが、
上の「発表や人前で話すことが苦手」な人の
言い訳みたいなことが多いと感じています。

また頭が回る人なので
「実際はやった方が良いのは分かるんだけど…」と
思っている人も多い印象です。

勉強時間と単純な時間数比較をすると勿論、勉強時間は少なくなります。
でもじゃあ大学に入ってから
「なんでこの大学に入ったのか」「卒業後どうしたいのか」
なんて自発的に考える機会や余裕ありますかね?

自分を律することがかなり上手な人じゃないと、
日々の生活に流されて考える機会を失っちゃうんじゃないかなと思います。

この話は次の入試を勧める理由とも繋がります。

推薦入試を進める理由、2点目

取組みの意味が理解できてモチベーションが上がる
上で「勉強時間が削られるのが嫌」って人のお話に触れ、
単純な時間数比較をするとそれは少なくなります、ということでした。

ただ同じ時間をかける勉強の質の部分が変わるとなると、
単純な時間数比較をしていてはいけないと分かるかと思います。

最近は推薦でも共通テストが課される場合があり、
逆に一般でも面接や志望理由書、小論文が課される場合もあります。

これは大学側が
「志望理由が明らかな人の方が、そうでない人よりも
 優秀な成績を収める場合が多い」
と認識しているからですよね。

物事は、やる意味が分からないとやる気は起きません。
好き・面白いという感情、またはやらないといけない状況がなければ
継続できません。
生存本能や脳の仕組みとして、そのようにセットされています。
決して「怠け者だから」ではありません。

一般受験をパスするためだけの勉強であれば、
その性質は関係ないかもしれません。
合格後に続く大学生活も含めて考えると、
やる意味が分かって、好き・面白いという感情が伴っていた方が
勉強し甲斐がありますよね。

なんでこの大学に行きたいのか、どんな将来を得たいのか、そのためにはどんな研究や授業が受けたいのか、など推薦の準備をする際には様々なことを考えます。

それは一般受験のモチベーションにも必ず繋がります。
やる気が起こらない時の助けにもなります。

ちなみに上でご紹介した「未来人材ビジョン」では
各国の卒業後の進路決定時期
についても調査結果を載せているので、是非ご覧ください。

推薦入試を進める理由、3点目

自己表現が上手くなる
これは何となくイメージが出来ると思いますので簡単に。

自分への理解を増やして、大学への理解も増やすという作業を経て
志望理由書や面接に臨むハズです。

またその中で
どのような表現が適切のか・伝わりやすいのか
ということも考えます。

志望理由書にしても面接にしても、審査を下す相手は
数百~数千の同じような書類に目を通す初対面の人間
です。

その中で勝ち残っていくことを考えれば、
自ずと自己表現は工夫が必要になります。

推薦入試を進める理由、4点目

就活準備がスムーズになる
直接受験に関するメリットではありませんが、
推薦入試を受けるにあたって
充分大きな見返りだと思うのであえて書きます。

私は過去に、教育業の一環として
大学3・4年生向け就活セミナーなるものを実施したこともあります。

大まかにやることは就職活動と同じです。
推薦入試での
自己理解を深め、大学のことを調べ、研究内容やシラバスを見ることは
就活で言うところの
自己分析・業界分析・企業分析を行うのとほとんど同じ作業です。

勿論、就活の方が中計やいわゆるIR情報、組織体制などなど
細かい点まで見ていったり、
GD(グループディスカッション)、GW(グループワーク)などの対策をしたり、
倍率も数十倍~みたいなところもあり、難易度が高いことが多いです。

でも推薦入試に向けた取り組みをしていると、
自己分析については殆どスキップ出来ます。

高校生の頃にしっかり自己分析をしている経験が無いと、
就活の時に自己分析が楽しくなってハマってしまうことがあります。

自己分析にハマること自体は悪くないんですが、
企業分析や業界分析に時間を割けないことがネックになります。

幅広い業界の色々な企業の人事や採用担当の人と話す時間をもらう機会は
多くの人にとっては就活の時だけになるかと思います。
良い機会と捉えて活動出来ると、楽しんで就活出来ます。
(そして楽しんで就活する人はサクッと内定決まるパターン多いです)

以上、推薦入試を私が勧める4つの理由でした。
参考になれば幸いです。

ではまた~!