文章に「正解」はない。でも、「失敗」には気づける。
「このままで大丈夫かな…」「どこを直せば良いのか、わからない…」
志望理由書を書いていて、そんな風に手が止まったことはありませんか?
実は、志望理由書に“完璧な正解”は存在しません。しかし、「伝わらない」「評価されにくい」失敗パターンは確実に存在します。
この記事では、実際の添削事例をもとに、「どこがどうダメで、どう直せばよくなるのか?」を丁寧に解説。
自分の文章に活かすためのチェックリストやワークも用意しています。
🎯 この記事でわかること
- 評価される志望理由書の共通点
- よくある失敗例とその改善策
- 書き方に「納得感」を持つための考え方
- 「なんとなく書いた志望理由書」から卒業する方法
👤 こんな人におすすめ
- 自分の文章に確信が持てない
- 添削を受けても「なぜそうなるのか」がわからない
- 書類の質を高めたいが、どう手をつければよいか迷っている
- 入試の本質を理解して「伝える力」を伸ばしたい
✅ 評価される志望理由書に共通する3つのポイント
- 研究テーマが明確で、具体性がある
- 体験と探究のプロセスがつながっている
- 大学の学びとの接続がロジカル
🖊️ ワーク①:添削事例を見てみよう
❌ Before
私は心理学に興味があり、人の心について研究したいと思います。
私は心理学に興味があり、人の心について研究したいと思います。
✅ After
私は、不登校児童の心理的支援について研究したいと考えています。
高校での教育ボランティアを通じて、不登校の要因は個々で異なり、画一的な支援では限界があることに気づきました。
私は、不登校児童の心理的支援について研究したいと考えています。
高校での教育ボランティアを通じて、不登校の要因は個々で異なり、画一的な支援では限界があることに気づきました。
- 具体性のあるテーマ
- 実体験との接続
- 自分なりの問題意識

💡 ワーク②:よくある失敗パターンと改善のヒント
例文1
この大学は偏差値が高く、就職に有利だと思います。
- 大学の教育的価値に触れていない
- なぜこの大学か、が伝わらない
例文2
子どもが好きなので、教育について学びたいです。
- 動機が表面的
- 経験や課題意識との接続が弱い
改善のコツ: 「きっかけとなった体験」や「自分なりの問い」を入れましょう。

🧭 ワーク③:自分の探究プロセスを整理しよう
- きっかけ: どんな体験・問題意識から始まったか?
- 探究活動: 何を調べ、どう動いたか? 何を学んだか?
- 研究テーマへの発展: どんな問いや仮説が生まれたか?
