12.添削事例に学ぶ!良い志望理由書の特徴

文章に「正解」はない。でも、「失敗」には気づける。

「このままで大丈夫かな…」「どこを直せば良いのか、わからない…」
志望理由書を書いていて、そんな風に手が止まったことはありませんか?

実は、志望理由書に“完璧な正解”は存在しません。しかし、「伝わらない」「評価されにくい」失敗パターンは確実に存在します。

この記事では、実際の添削事例をもとに、「どこがどうダメで、どう直せばよくなるのか?」を丁寧に解説。
自分の文章に活かすためのチェックリストやワークも用意しています。

🎯 この記事でわかること

  • 評価される志望理由書の共通点
  • よくある失敗例とその改善策
  • 書き方に「納得感」を持つための考え方
  • 「なんとなく書いた志望理由書」から卒業する方法

👤 こんな人におすすめ

  • 自分の文章に確信が持てない
  • 添削を受けても「なぜそうなるのか」がわからない
  • 書類の質を高めたいが、どう手をつければよいか迷っている
  • 入試の本質を理解して「伝える力」を伸ばしたい

✅ 評価される志望理由書に共通する3つのポイント

  1. 研究テーマが明確で、具体性がある
  2. 体験と探究のプロセスがつながっている
  3. 大学の学びとの接続がロジカル

🖊️ ワーク①:添削事例を見てみよう

❌ Before
私は心理学に興味があり、人の心について研究したいと思います。
✅ After
私は、不登校児童の心理的支援について研究したいと考えています。
高校での教育ボランティアを通じて、不登校の要因は個々で異なり、画一的な支援では限界があることに気づきました。
  • 具体性のあるテーマ
  • 実体験との接続
  • 自分なりの問題意識

💡 ワーク②:よくある失敗パターンと改善のヒント

例文1
この大学は偏差値が高く、就職に有利だと思います。

  • 大学の教育的価値に触れていない
  • なぜこの大学か、が伝わらない

例文2
子どもが好きなので、教育について学びたいです。

  • 動機が表面的
  • 経験や課題意識との接続が弱い

改善のコツ: 「きっかけとなった体験」や「自分なりの問い」を入れましょう。

🧭 ワーク③:自分の探究プロセスを整理しよう

  1. きっかけ: どんな体験・問題意識から始まったか?
  2. 探究活動: 何を調べ、どう動いたか? 何を学んだか?
  3. 研究テーマへの発展: どんな問いや仮説が生まれたか?